
2025年4月期のフジテレビ月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』は、2012年の『最後から二番目の恋』、2014年の『続・最後から二番目の恋』に続くシリーズ第3弾。岡田惠和のオリジナル脚本で、小泉今日子と中井貴一がW主演を務める鎌倉舞台の大人青春コメディが11年ぶりに帰還。Filmarksで平均4.2点(1,745件)、Xで「#最後から二番目の恋」がトレンド入りし、「変わらない世界観に感動」「和平と千明最高」と話題に。最終話の「2回目のプロポーズが2人らしい」と大反響。この記事では、ネタバレなしで全話の魅力、見どころ、視聴方法を徹底解説!「続・続・最後から二番目の恋 2025 レビュー」で検索したあなたに、ドラマの温もりをたっぷりお届けします。
1. ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』の基本情報
項目 | 詳細 |
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放送期間 | 2025年4月14日~6月23日 2025年春ドラマ |
放送局 | フジテレビ系「月9」 (毎週月曜21:00) |
原作 | オリジナル(脚本:岡田惠和) |
主演 | 小泉今日子(吉野千明役)、中井貴一(長倉和平役) |
主要キャスト | 坂口憲二、内田有紀、飯島直子、佐津川愛美、 白本彩奈、森口博子、渡辺真起子、石田ひかり、 三浦友和、西垣匠、柴田理恵ほか |
主題歌 | 浜崎あゆみ「mimosa」 |
公式サイト | フジテレビ公式 |
配信 | FOD、Amazon Prime Video |
鎌倉を舞台に、還暦間近の千明と和平の恋と友情を描く。FODでシリーズ全作配信中、Blu-ray&DVD BOXプレゼントキャンペーンも実施。視聴率は安定し、SNSで「続編希望」の声が続出。
2. あらすじ:還暦間近の千明と和平の新たな一歩
テレビ局のゼネラルプロデューサー・吉野千明(小泉今日子)は還暦を控え、定年後の「セカンドライフ」に思いを馳せるが、仕事一筋の人生に迷いを感じる。一方、鎌倉市役所の観光課指導監、長倉和平(中井貴一)は、定年後も観光推進課で働き、インバウンド対応に追われる。隣人として極楽寺駅で顔を合わせる二人は、他愛ない会話で心を通わせる。千明は女子会仲間(森口博子、渡辺真起子)や長倉家の万理子(内田有紀)、典子(飯島直子)、えりな(白本彩奈)と賑やかな日々を過ごす。和平は市長選出馬の打診や新キャラ・律子(石田ひかり)や成瀬(三浦友和)との出会いで揺れ動く。2020年のコロナ禍での約束や、2014年のプロポーズの記憶が甦り、二人は未来に恋する選択へ。最終話の還暦パーティーと2回目のプロポーズが感動を呼ぶ。
3. 見どころ:大人ならではの恋と友情
(1) 鎌倉の変わらない魅力
『続・続・最後から二番目の恋』の舞台となる鎌倉の情景は、ドラマの大きな魅力の一つです。古民家やカフェ・ナガクラのレトロなセットは、どこか懐かしく温かみのある雰囲気で、視聴者から「まるで鎌倉にいるよう」と好評です。第1話の極楽寺駅でのシーンは、シリーズファンにとってこれこれ~♪と歓喜の声が上がる瞬間で、Xでも大きな話題になりました。海ごみアートや桜貝のモチーフが織り交ぜられた演出は、鎌倉の自然と文化を象徴し、物語に深い情感を添えています。個人的には、鎌倉のゆったりとした時間が流れる風景が、登場人物たちの心の動きとリンクしていると感じました。特に、カフェ・ナガクラでの何気ない会話のシーンは、日常の中の美しさや温もりを思い出させ、観るたびに心がほっこりしました。この鎌倉の変わらない魅力は、ドラマの癒し要素として視聴者を優しく包み込み、物語の舞台として欠かせない存在です。
(2) 大人の青春と恋愛
本作は、還暦間近の吉野千明と長倉和平の恋愛未満の関係が描く大人の青春と恋愛が大きな見どころです。恋愛に対する迷いや、友情と愛情の間で揺れる二人の姿は、リアルで共感できると視聴者の心を掴みます。特に第7話で万理子(内田有紀)が千明に抱く想いが明らかになるシーンは、「鮮やかで心を打つ」と話題に。また、律子や成瀬との恋の火花も、物語にドキドキ感を加え、複雑な大人の恋愛模様を描き出します。個人的には、千明と和平の不器用ながらも真剣な関係性が、大人の恋愛の深さと切なさを体現していると感じました。彼らの会話やさりげない仕草に、年齢を重ねても変わらない青春のようなときめきが感じられ、観るたびに心が温まりました。この大人の恋愛は、完璧ではないからこそ美しく、人生のどの段階でも恋や友情が持つ力を信じさせてくれる物語です。
(3) 岡田惠和の優しい世界観
岡田惠和の脚本による優しい世界観は、本作の心髄です。ストーリーより生活感を重視した物語は、まるで綺麗な箱を覗くような日常の美しさを描き、視聴者に深い感動を与えます。特に第3話の正しい生き方なんかどこにもないというメッセージは、人生の選択や葛藤に悩む人々の心に響き、Xでも多くの共感を呼びました。岡田脚本の特徴である、日常の中の小さな幸せや人間関係の温かさが、登場人物たちの会話や行動を通じて丁寧に描かれています。個人的には、この優しい世界観が、忙しい現代社会の中で見失いがちな生きる喜びを思い出させてくれると感じました。千明や和平の何気ない日常のシーンには、人生の複雑さとシンプルな幸せが共存しており、観るたびに心が癒される瞬間が多かったです。岡田惠和の脚本は、登場人物たちの心の機微を丁寧に描き出し、視聴者に優しい気づきを与える作品の核となっています。
4. キャストの演技:小泉今日子と中井貴一の円熟味
小泉今日子(吉野千明役)
小泉今日子が演じる吉野千明は、仕事一筋の女性としての強さと、恋愛や人生への迷いを絶妙に表現したキャラクターです。彼女の自然体で力強い演技は、変わらず美しいと視聴者から絶賛され、千明の複雑な内面を見事に体現しています。一部で「セリフがわざとらしい」との声もありますが、個人的にはその独特の言い回しが、千明の個性と人間らしさを際立たせ、キャラクターに深みを与えていると感じます。小泉さんの演技は、千明の強さと脆さをバランスよく表現し、仕事と恋愛の間で揺れる女性のリアルな感情を伝えています。特に、和平や友人たちとの会話の中で見せる、さりげない笑顔や戸惑いの表情は、千明の心の動きを鮮やかに描き出し、観る者の心を掴みました。小泉さんの円熟した演技が、千明をドラマの中心として輝かせ、物語に深い情感を添えていました。
中井貴一(長倉和平役)
中井貴一が演じる長倉和平は、ユーモラスで人間味溢れるキャラクターとして、さすがの演技力と高く評価されています。和平の軽妙な会話や、時に見せる真剣な表情は、視聴者に深い共感を呼び、特に最終話のプロポーズシーンは2人らしいと感動を誘いました。和平の人生経験を反映した落ち着いた魅力と、恋愛に対する不器用さが、中井さんの演技を通じて見事に表現されています。個人的には、中井さんが和平の温 かいユーモアと深い優しさを自然に演じ分けた点に心を動かされました。プロポーズのシーンでは、彼の静かな眼差しに込められた愛情が、千明との絆の深さを伝え、観るたびに涙がこぼれそうになりました。中井さんの演技は、和平の人間的な魅力を最大限に引き出し、ドラマの心温まる雰囲気を支える大きな力となっていました。
脇役の輝き
脇役陣の演技も本作の大きな魅力です。内田有紀が演じる万理子は、千明への複雑な想いを繊細に表現し、物語に情感を加えます。飯島直子の典子は、安定感のある演技で友人としての温かさを伝え、坂口憲二の真平は男らしい魅力で視聴者を魅了します。さらに、石田ひかり、三浦友和といった新キャラの登場は、豪華すぎると話題になり、物語に新たな風を吹き込みました。個人的には、内田有紀の万理子が、千明との友情と恋心の間で揺れる姿を繊細に演じた点が印象的でした。彼女の演技は、物語に深い人間ドラマを加え、視聴者に感情的な余韻を与えました。また、三浦友和の新キャラクターは、シリーズに新たな視点をもたらし、鎌倉のコミュニティの温かさを強調していました。脇役たちの多様な個性が、千明と和平の物語を彩り、ドラマ全体に深みと活気を与えています。
5. 感想:癒しと笑いの全11話
『続・続・最後から二番目の恋』は、前作の世界観をそのままに、さらに円熟した大人のドラマとして帰ってきました。Filmarksでは平均4.2点(1,745件)を記録し、Xでも「最高ドラマありがとう」と感謝の声が多く上がる一方、「少し現実離れしている」という指摘も見られました。とはいえ、フィクションとしての魅力や演出の妙が、この作品を唯一無二のものにしています。現実に疲れた大人が、心のどこかで求めている“あたたかい空間”が、今回も丁寧に描かれていました。ここではネタバレなしで、全11話を通して感じたことをつづります。
序盤(1~4話)
千明と和平の再会シーンや、変わらぬ鎌倉の風景にまず癒されます。第1話から初見でも入りやすい作りになっているため、シリーズを初めて観る人でも戸惑いなく楽しめる構成でした。個人的には、最初のシリーズから見ていたので、千明の相変わらずの毒舌や、和平の不器用な優しさが健在で、ああ、またこの空気感に戻ってきたなと安心感すら覚えました。全体に流れるゆったりした時間軸が、せかせかした現代社会とは真逆で、こういう時間の流れもいいなあと感じさせてくれます。一方で、展開のスローさに物足りなさを感じる声もあり、この緩さが肌に合うかどうかで評価は分かれるかもしれません。
中盤(5~8話)
万理子が再び脚本執筆に挑戦したり、典子が家庭と自己実現の間で揺れる様子が描かれ、それぞれの人生のステージにいる女性たちの迷いがリアルに響いてきます。特に第7話で描かれる千明への想いのシーンは、過去を振り返るような切なさと静かな感動があり、SNSでは「まさかこのドラマで泣くとは」といった声も多く見かけました。家族や仕事、恋愛のような“人生のあれこれ”に答えを出すのではなく、迷ったままでも生きていけるという受容が、このドラマの優しさなのかもしれません。私自身も、肩の力を抜いてこんなふうに年を重ねていけたらいいなと素直に思いました。
終盤(9~11話)
市長選という突然の展開や還暦パーティーなど、ちょっと不思議な出来事が続きます。特に市長選に関しては「ドラマ史上最短の選挙戦」と話題になり、そのスピーディーさとユーモアにさすがこのシリーズと唸らされました。現実とは少しズレたファンタジーのようでいて、それが逆に見ていて心地よい。最終話のプロポーズシーンも、とびきりのロマンチックではないけれど、熟年の恋愛ならではの優しさと新鮮さがあり、多くの人が目に毒と言いつつも、どこか温かい気持ちで見守ったのではないでしょうか。
個人的に一番印象に残ったのは、千明と和平の恋愛未満とも言える、絶妙な距離感の関係です。お互いに踏み込みすぎず、でもちゃんと気にしていて、ふとした瞬間に寄り添う。この微妙なバランスが、ドラマ全体に漂うやさしさにつながっていました。岡田惠和さんによる脚本の魅力も健在で、「SATC」と「Over The Sun」を足して鎌倉で味付けしたような、軽やかで、でもどこか哲学的な空気が心地よかったです。日常のささいな瞬間にこそ、人生の真理がある──そんなメッセージを静かに、でもしっかりと伝えてくれる稀有な作品だと思います。
年齢を重ねることが、こんなに素敵なことなんだと感じさせてくれる、唯一無二のドラマ体験でした。
6. 視聴方法:見逃し配信やサブスク情報
2025年6月時点の視聴方法は以下:
- FOD: 全話見放題+シリーズ過去作(月額976円、初回無料期間あり)。
- Amazon Prime Video: 全話見放題(月額600円、30日間無料体験あり)。
全話見放題!FODでシリーズ一気見がおすすめ。
7. 関連作品:似たテイストの青春コメディ
『続・続・最後から二番目の恋』の雰囲気が好きな方におすすめ:
- 『東京ラブストーリー』(フジテレビ): 大人の恋をリアルに描いた王道恋愛ドラマ。
- 『ロングバケーション』(フジテレビ): 大人の恋と友情を描く名作。
- 『最高の離婚』(フジテレビ): 恋愛と日常のリアルなコメディ。
8. まとめ:2025年春の癒し系名作
『続・続・最後から二番目の恋』は、小泉今日子と中井貴一が織りなす大人青春コメディ。鎌倉の温もりと未来に恋するテーマが心を癒す。Filmarks4.2点や続編希望の声が示す通り、2025年春の名作。鎌倉の空気感に癒された方は、シリーズ前作や関連記事もぜひチェックしてみてくださいね。次回のドラマレビューもお楽しみに。

🖋この記事を書いた人:AKIRA
本記事は、日本ドラマ・韓国ドラマを年間100本以上視聴するブロガー・AKIRAが執筆。
心に残ったドラマや作品の人物描写を深掘りしながら、独自の視点でレビューしています。