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『となりのナースエイド』レビュー:川栄李奈×高杉真宙の医療コメディが2024年冬を盛り上げる!【水曜ドラマ】

2025/06/18

ドラマレビュー

となりのナースエイド 2024年

2024年1月期の日本テレビ水曜ドラマ『となりのナースエイド』は、知念実希人の小説を原作に、川栄李奈さんが民放GP帯初主演を務めた医療エンターテイメント。ナースエイドの桜庭澪が、患者の心に寄り添いながら医療ミステリーを解決する姿が話題に。Filmarksで平均3.4点(2,663件)、Xで「#となりのナースエイド」がトレンド入りし、笑えて泣ける大河先生かっこいいと反響。スペシャルドラマ『となりのナースエイドSP 2025』も2025年1月11日に放送され、注目を集めた。この記事では、全話の魅力、見どころ、視聴方法を徹底解説!「となりのナースエイド 2024 レビュー」で検索したあなたに、ドラマの魅力をたっぷりお届けします。

1. ドラマ『となりのナースエイド』の基本情報

項目詳細
放送期間2024年1月10日~3月13日 
2024年冬ドラマ
放送局日本テレビ系「水曜ドラマ」
(毎週水曜22:00)
原作知念実希人「となりのナースエイド」
(角川文庫/KADOKAWA)
脚本オークラ
主演川栄李奈(桜庭澪役)、高杉真宙(竜崎大河役)
主要キャスト矢本悠馬、吉住、上杉柊平、織田梨沙、小手伸也、水野美紀 他
主題歌Awesome City Club「ヒカリ」
公式サイト日本テレビ公式
配信Hulu、TVer(一部無料)

星嶺大学医学部附属病院を舞台に、ナースエイドと外科医の奮闘を描く。Huluでオリジナルストーリー「個室のナースエイド」(全3話)が独占配信され、Blu-ray&DVDは2024年7月31日発売。スペシャルドラマが2025年1月11日に放送。

2. あらすじ:ナースエイドの奮闘と医療ミステリー

桜庭澪(川栄李奈)は、星嶺大学医学部附属病院に配属された新人ナースエイド。医療資格はないが、医療オタクで猪突猛進な性格の澪は、患者の心に寄り添いながら、クールな天才外科医・竜崎大河(高杉真宙)とタッグを組む。澪の想定外の秘密や、生存率が極めて低いとされる謎の病「シムネス」シムネスを巡る医療ミステリーが展開。患者の仕事、恋愛、家族の問題を解決しながら、澪は自身のトラウマと向き合う。最終話では、姉の真相と大河との絆が大きな決断を導き、視聴者を感動の渦に。

3. 見どころ:コメディと感動のバランス

(1) ナースエイドのリアルな奮闘

『となりのナースエイド』の最大の魅力は、医療ドラマではあまり焦点が当たらないナースエイドという立場の存在感を、丁寧かつリアルに描き出している点です。医療資格を持たない立場でありながら、患者のケアに深く関わり、時には医師や看護師以上に寄り添っている桜庭澪の姿は、とても新鮮でした。
特に第1話、澪が患者のために勇気を出して医師に直談判するシーンは、胸を打たれた場面のひとつです。猪突猛進すぎると感じる部分もありますが、だからこそ彼女の誰かを助けたいという気持ちがまっすぐ伝わってくる。このまっすぐさが、視聴者の心に真っ直ぐ届くものがありました。
個人的には、医療の現場でスポットが当たらない縁の下の力持ちに光を当てたこのドラマのスタンスに強く共感しました。ナースエイドのような存在が、患者にとってどれほど心強いか──それを視覚化してくれた本作は、社会的にも大きな意味があると感じます。澪の奮闘ぶりに、「誰かのために動くことの尊さ」を改めて考えさせられました。

(2) 医療ミステリーとコメディの融合

本作は、医療現場を描くだけでなく、ミステリー要素とコメディが絶妙に融合している点が特徴です。原作・知念実希人と脚本・オークラという異色タッグによって、緊張感のあるストーリー展開と、思わずクスッと笑ってしまうテンポの良い掛け合いが成立しており、視聴者の心を巧みに揺さぶります。
シムネスに隠された謎が少しずつ明らかになる展開には、つい次の話が気になって一気見してしまうほどの引力がありました。それでいて、シリアスな場面の合間に挟まれるコミカルなやり取りが絶妙な緩和剤となり、重たくなりすぎない点も本作の魅力。
私自身、ミステリーにハマりすぎて疲れてしまうこともあるのですが、本作では笑いのタイミングが本当に絶妙で、ちょうどいいバランス感が心地よかったです。澪の暴走気味な行動と、それに振り回される大河や仲間たちの反応も見どころで、深刻なテーマを描きつつも、観終わったあとに優しい気持ちになれるドラマでした。

(3) ドタバタな人間関係

キャラクターたちの人間関係は、まさにドタバタ劇そのもの。ぶつかり合いながらも信頼を築く過程は、テンポよく描かれ、視聴者を飽きさせません。桜庭澪と竜崎大河という正反対の性格を持つ二人がぶつかり合いながらも、少しずつ信頼関係を築いていく様子は、王道ながらやはり面白い。バディものが好きな私にとって、この衝突と成長の描き方にはワクワクさせられました。
さらに、ナースエイド仲間である矢本悠馬さんや吉住さんの存在が、物語全体にユーモアと温かみをプラスしており、医療現場の緊張感をほどよく緩和してくれます。特に第9話の最大の試練では、チームとしての結束力が試される展開となり、それまでの軽妙な掛け合いが一転して、胸を熱くするシーンへと変わっていきました。
個人的に印象的だったのは、仲間たちがそれぞれの立場で澪を支えようとする姿勢です。そこには医療チームとしてのプロ意識だけでなく、人としての温かい想いが溢れていました。この人間模様の描き方が、ドラマ全体に活気とリアリティを与えていて、視聴するたびに心を動かされました。

4. キャストの演技:川栄李奈と高杉真宙の最強タッグ

川栄李奈(桜庭澪役)

川栄李奈さんが初主演を務めた桜庭澪というキャラクターは、まさに彼女だからこそ演じられた役だと思います。猪突猛進で熱血、だけどどこか不器用で人間臭い──そんな澪の姿を、川栄さんは見事に演じ切っていました。
SNSでは「医療オタクの熱量がすごい」と話題になっていましたが、その勢いだけではなく、患者を想う真摯な眼差しや、不安に揺れる繊細な内面までをも丁寧に表現していた点が素晴らしいと感じました。
確かに医療のリアルさという点では「演出がオーバー」との指摘も見かけましたが、個人的には川栄さんの演技が放つエネルギーが、それを補って余りある力を持っていたと思います。特に印象的だったのは、患者を守るために思い切った行動に出るシーン。あのときの表情には、澪の覚悟と優しさが詰まっていて、視聴者としても背筋が伸びる思いがしました。

高杉真宙(竜崎大河役)

高杉真宙さん演じる竜崎大河は、外科医としての腕は超一流ながら、どこか冷めた雰囲気と無愛想さをまとった人物。しかし、そのクールさの奥にある人間らしさを、高杉さんは実に巧みに表現していました。
一見すると感情をあまり表に出さないタイプですが、澪とのやりとりの中で徐々に変化していく様子や、ふとした場面で見せる優しさがとても自然で、私は毎話彼の演技に引き込まれていました。
特に印象深いのは、澪との信頼関係が深まるシーンでのわずかな表情の変化。言葉では語らずとも、目の動きやため息ひとつに感情が込められていて、そのさりげない演技に毎回感心させられました。大河というキャラクターの不器用だけど実は優しい魅力を引き出した高杉さんの演技が、作品に深みを与えていたのは間違いありません。

脇役の輝き

本作は主演だけでなく、脇役の存在感も群を抜いていました。特に印象に残ったのが、水野美紀さん演じるベテランナースエイド。彼女の落ち着いた佇まいと、的確なアドバイスは、物語の安定剤として機能しており、澪の成長に欠かせない存在でした。
また、古田新太さんの教授役は、シリアスな場面でもどこか飄々としていて、作品全体に遊び心を加えてくれました。彼の独特な存在感は、このドラマのコメディ的要素を一層引き立てていたように思います。
千葉雄大さんや瀧本美織さんといった実力派俳優たちも、それぞれに個性的なキャラクターを演じ、視聴者を飽きさせない展開を支えていました。
こうした多彩なキャスト陣が織りなす世界観が、『となりのナースエイド』を単なる医療ドラマ以上の総合エンタメに昇華させていたのだと思います。

5. 感想:笑いと涙の全10話

『となりのナースエイド』は、Filmarksで3.4点(2,663件)と安定した評価を受け、SNSでは「面白くて一気見した!」「テンポが良くて飽きない」とポジティブな声が多く上がりました。医療ドラマの王道とは一線を画し、コメディタッチでありながら、現代医療や人間関係のリアルを織り交ぜた本作は、じわじわと話題を集めた印象です。軽やかでありながら重みもある絶妙なバランスに、視聴を終えたあともしばらく心がじんわりと温かくなりました。

序盤(1~3話)

主人公・澪の破天荒で猪突猛進な行動が物語をぐいぐい引っ張り、序盤から強いインパクトを残します。型破りなナースエイドとして病院内をかき回す澪の存在は、まさに医療ドラマに現れた嵐。そのハチャメチャぶりに笑いつつも、周囲の心をふっと軽くしていくような明るさに、私はどこか救われるような気持ちになりました。ただ、感染対策や医療現場の描写にリアリティを求める層からはファンタジー寄りと捉えられたようで、序盤は視聴者の温度差が出やすい印象でした。

中盤(4~7話)

物語にミステリアスな要素が加わり、シムネスと呼ばれる存在の正体や、澪の過去に関する伏線がじわじわと張られていきます。同時に、入院患者たちとの人間模様も描かれ、特に第6話では、患者との心の交流が深く掘り下げられていて、まさかこのドラマで泣くとは…と思わされるほどの感動がありました。澪の底抜けの明るさの裏にある優しさと覚悟が静かににじみ出てくる描写に、涙が自然とこぼれたのを覚えています。軽快なテンポのなかにも、こうした泣きのツボがしっかり用意されているのが本作の魅力です。

終盤(8~10話)

澪自身の抱えるトラウマと、姉の死にまつわる重大な真相が明かされ、作品全体が一気にヒューマンドラマへと深化していきます。第9話の試練では、澪の信念が試されるシーンが強く胸を打ち、最終話で大河とともに決断を下す展開は、まさにバディものの王道かつ完璧な着地。SNSでも「まさか泣かされるとは…」「バディものとして完璧な終わり方」という反応が相次ぎました。個人的にも最終話を観終えたあと、胸の奥に温かな余韻がずっと残り、見届けられて本当によかったと感じました。

個人的には、医師でも看護師でもないナースエイドという立場から医療現場を描くという点が非常に新鮮で、こういう視点がもっとあっていいと素直に思えました。リアリティよりもエンタメ性を重視した構成は好みが分かれるかもしれませんが、だからこそ笑いと感動を絶妙に行き来できる本作のスタイルが際立っていたと感じます。特に澪と大河の凸凹バディ感は見ていて本当に心地よく、思わず口元がゆるんでしまうような場面も多数。気軽に楽しめて、気づけば涙している──そんな温度感がクセになる、見応えのある医療エンタメ作品でした。

6. 視聴方法:見逃し配信やサブスク情報

2025年6月時点の視聴方法は以下:

  • Hulu: 全話見放題+オリジナルストーリー「個室のナースエイド」(月額1,026円、アプリ経由で1か月無料体験あり)。

Huluで全話+オリジナルストーリーを楽しむのがおすすめ。SPドラマも見逃せない!。

7. 関連作品:似たテイストの医療ドラマ

『となりのナースエイド』の雰囲気が好きな方におすすめ:

  • 『祈りのカルテ』(日本テレビ): 知念実希人原作の医療ミステリー。
  • 『ドクターX』(テレビ朝日): 痛快な医療コメディ。
  • 『コウノドリ』(TBS): 命と向き合う感動医療ドラマ。

🏥 命と向き合う、笑顔と涙の医療ドラマ特集

💡現場のリアルと、人の温かさ。
医療ドラマの魅力は“命を支えるプロフェッショナル”たちの姿にあります。日々に元気をくれる2作品、ぜひチェックしてみてください。

8. まとめ:2024年冬の癒し系名作!

『となりのナースエイド』は、川栄李奈と高杉真宙の最強タッグが光る医療エンターテイメント。ナースエイドの仕事に光を当て、笑いと涙、ミステリーを織り交ぜた2024年冬の名作。Filmarks3.4点やXの盛り上がりも納得。あなたはこのドラマのどのシーンが好きでしたか?次回のレビューもお楽しみに!


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🖋この記事を書いた人:AKIRA

本記事は、日本ドラマ・韓国ドラマを年間100本以上視聴するブロガー・AKIRAが執筆。
心に残ったドラマや作品の人物描写を深掘りしながら、独自の視点でレビューしています。

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